明日はついに待ちに待ったケアマネ試験です。
やれるだけのことはやったので、明日は何としても合格できるように張り切っていこうと思います。
ていうか、「合格させてもらう」なんて受け身じゃなくて、全力で獲りに行こうと思います。時には盗りに行こうと思います。
それはもう、持ち前の開拓者精神で。フロンティアスピリッツで。
まぁしかし、毎年度合格率の低いこと。
前回は19.2 %。前々回は15.5%。
5~6人に1人の合格率です。ひっくい、ひっくい。
なんだろ。これだけ合格率が低いっていうのは、なんか裏があるんじゃない?
なんか、試験会場の奥の方とかよーく見たら、隠し通路みたいなのがあったりして。
で、そこをずっと進んで行くと開けたところに出て。
「フォッフォッフォ、今年もここを見つける奴が出おったか」つって。
あー!あんたは今朝偶然通りかかった駅の近くの高架下で数人の不良にからまれているのを俺が持ち前の正義感で助けだした浮浪者のじいさんじゃねーか!こんなところで何を!みたいな流れになって。
「ふむ、今朝の小僧か。奇遇じゃの」
それにしてもじいさん、朝と格好が全然違うじゃないか!
「フォッフォ、何を隠そう。これが本当のワシの姿。全日本介護支援専門員武道会の会長じゃ」
な、なんだってー!
「お前にこの介護支援専門員バッジをやろう、ホレ持って行け」
やったー!これで俺も介護支援専門員だー!
「コレ!喜ぶのはまだ早い!この瞬間からお前は世界中の介護支援専門員バッジを狙うトップランカーたちの標的になったということじゃぞ」
へへっ!望むところだ!ワクワクしてきたぜ!
「(フォッ、ワシの若い頃そっくりじゃて)」
よっしゃー!目指すぜ!世界最強の介護支援専門員!
長く遠い旅路の果て、とうとう介護支援専門員となったなで肩男。
しかし、なで肩男の冒険はまだはじまったばかりなのだ…。
介護支援専門員物語(完)全2話
ご愛読ありがとうございました!
ルンルン先生の次回作にご期待ください!