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なで肩男が走ったりしゃべったり

タイトルからはわかりにくいと思いますが、なんとなで肩の男が走ったりしゃべったりします。そういうことを書きます。しばらく書かないこともありますが、そういうときはちっちゃくなって固くなってますので、水かぬるま湯にしばらくつけておくとまた活動を再開します。

タイトルからはわかりにくいと思いますが、なんとなで肩の男が走ったりしゃべったりします。そういうことを書きます。
しばらく書かないこともありますが、そういうときはちっちゃくなって固くなってますので、水かぬるま湯にしばらくつけておくとまた活動を再開します。



今すぐ走りだしたくなる!「BORN TO RUN」名言集!

ランニング

はじめに

 今日は、今週末にフルマラソンを控えた自分のモチベーションを高めるために、愛書である「BORN TO RUN(走るために生まれた)」から、特に印象深かった名言を書き出しておきます。

 BORN TO RUNは、ランニングを趣味としている人、はじめてみたいけどなんとなく尻込みしている人、スランプや故障に悩んでいる人、ベアフット(裸足)ランニングに興味がある人…きっといろんな人たちの力になる本です。

この記事が「BORN TO RUNを読んでみようかな」と思ってもらえるきっかけになれば幸いです。

 

あらすじ

 この躍動的で、分析的で、実践的で、多くの個性的なキャラクターたちを巻き込んだ冒険のはじまりは、筆者であるクリストファー・マクドゥーガルのたったひとつの疑問ーーーほぼ全てのと言っていいほどのランナーを悩ませている疑問ーーーからはじまった。

 

「どうして私の足は痛むのか?」

 

 痛み止めの注射なくしては走れず、医者に「走ることがあなたにとっては問題なのです」とまで言わしめた彼は、メキシコの僻地に隠れ住むと言われる走る民族「タラウマラ(ララムリ)族」を探す旅に出た。

 旅の途中、ボロボロのハイキングショーツとゴミ箱行きがふさわしいサンダルだけを身につけ、それなのに風のように山を駆ける謎の巨大な白人「カバーヨ・ブランコ」と出会ったことで、彼は大きな流れに飲み込まれていく。

 様々な出会いを重ね、数多くの常識を覆される世界を目の当たりにしながら、彼はついに、タラウマラ族や世界的なウルトラランナーたちと共に、標高差2000mの悪魔のような50マイルトレイルランニングレースのスタートをきるのであった……。

 

 

「走りたい」という衝動 

  ストレスの緩和や官能的な喜びという点で、ランニングはセックスより先に経験するものだ。装置と欲求は工場出荷時にインストールされている。あとは欲求のままに装置を動かし、それに上手く乗っていくだけでいい。

 私が求めているのはまさにそれだった。シューズにはめこむ高価なプラスチックの塊でもなければ、月に一度の痛み止め注射でもない。痛い思いをせずに装置を動かす方法だ。

走るのが大好きなわけではなかったが、走りたいのは確かだった。

(クリストファー・マクドゥーガル P19)

 

 本格的に記録を目指したり、目標を持ってダイエットをしている人以外にも、きっと「ただ気持よく、風を感じて走ってみたい」と思う人は多いと思う。

人間には、走りたくなる衝動がある。痛みなく、ただその衝動に身を任せて走ることができる。それって、最高に気持ちがいいです。

僕はその感覚を味わってしまっているので、きっともう走ることをやめることはできません。。

 

 

理由はどうあれ  

 「アフリカで毎朝、一頭のガゼルが目を覚ます 」とバニスターは言った。

「そのガゼルはいちばん速いライオンに走り勝たなければ、殺されることを知っている。アフリカで毎朝、一頭のライオンが目を覚ます。そのライオンはいちばん遅いガゼルよりも速く走らなければ、飢え死にすることを知っている。

ライオンであるかガゼルであるかは関係ない―――日が昇ったら、走ったほうが身のためだ

ロジャー・バニスター  ---1マイル4分の壁を初めて破った男---  が語ったとされる言葉 P21 )

 

 僕たち人間が、外敵に襲われる心配なく安全に朝目を覚ますことができるようになったのは、何千年前からでしょうか。

人類誕生と進化の歴史からすると、ほんの最近のことでしょう。人間の本能もライオンやガゼルと同じように「走らなければ!何かから逃げ、そして追わねば!」と感じているのかも知れません。

 

 

レースの参加資格 

脚が速くなくてもかまわない。ただ、怖いもの知らずであれ。

(アーロン・ロールストン P86)

 

 コロラド・ロッキー山脈を登った、標高3000mの渓谷に位置するレッドヴィル。そこで行われる100マイルレースが、1982年に創設された。

  岩石にはさまれた自分の手を刃の欠けた万能ナイフで切断したロッククライマー、アーロン・ロールストン。彼はレッドヴィルのスタートラインにつくために必要な条件を、このように言い表した。

この言葉を見ると、ウルトラマラソントレイルランニングに参加してみたい衝動に駆られます…。どこまで勇敢にチャレンジできるか。試してみたいです。

 

 ちなみに、このアーロン・ロールストンの手を切断することとなった事故は書籍と映画になっています。

  

アーロン・ラルストン 奇跡の6日間

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127時間 [DVD]

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 僕はこの「127時間」BORN TO RUNを読む前に偶然観ていました。「INTO THE WILD」が好きなので、その流れだったんですが。巡り合わせってすごい。

 

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

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トレイルランニングは「月光の下のシャンパン」 

 「身体と波長を合わせ、いつ加速でき、いつペースをゆるめるべきかを知らないといけない」とアンは説明した。

 自分の呼吸の音に耳をすますのだ。背中にどれだけ汗の玉が浮かんでいるかを知り、冷たい水や塩分のあるスナックをしっかり摂って、正直に何度も、いまどんな気分か自分に問いかける。

自分の身体に対して感覚を研ぎ澄ますこと以上に官能的なことなんてある?官能的というのはロマンチックということでしょう?

(アン・トレイソン(コミュニティカレッジの科学教師) P97 )

 

 誰かがスタートの号砲を鳴らすまでは、どこにでもいる科学教師といった風貌の彼女。「ほんの暇つぶしのつもりで」多くの本格的なマラソン選手よりも長い距離を走るアンは、山の中をあかや泥や血にまみれて孤独に走るトレイルランを「とてもロマンチック」と語る。

  後のレッドヴィルのレースで、カバーヨ(その時は「シャギー」と名乗っていた)に「ブルハ(スペイン語で魔女)と呼ばれ、クーガーを思わせる茶色の瞳でタラウマラ族たちを見据え死闘を繰り広げる、タフな女性。

このレースシーン、もしかするとクライマックスよりこちらが好きな人もいるかも知れません。圧巻。

 

 

トレイルランニングの注意点

 「トレイルとけんかするんじゃない」カバーヨが肩越しに叫んだ。

トレイルが差し出すものを受け取るんだ。石と石の間を一歩でいくか二歩でいくか迷ったら、三歩でいけ」

(カバーヨ・ブランコ P156)

 

 これもトレイルランニングをやってみたくなる一文。ロードやトラックでは味わえない、自然との対話が感じられます。

 

 

ランニングにおけるミニマリスト

「ベアフット・ランニングは僕の審美眼に訴えるんだ」テッドが語っていた。「ブリコラージュの思想さーーー質素なものほどいいし、最良の解決法はもっとも簡素なものーーーという考え方がね。必要なものはすべて生まれたときにそなわっているとしたら、どうして余計なものをつける必要がある?

(ベアフット・テッド P235)

 

 この本を読んで、一番影響を受けたのがこういった「ベアフット(裸足)ランニング」についてのことでした。

 これをきっかけに「ビブラムファイブフィンガーズ ビキラ」を購入し、一昨年の初の下関海響マラソンでは、4時間を切って完走しました。

 

 

  その後、このベアフット・テッドが作成した「ルナサンダル」のベナード(全5種類。ベナードはシリーズ中、最もミニマルなサンダル)を購入し、10マイルレースを完走したりもしました。

 

 

 ベナードはアマゾン取り扱いがないようです。公式サイト「LOTUS on the web / LUNA SANDALS(ルナサンダル)」からどうぞ。

 

 

レーススタート直後に思い出したい

 胸が苦しかった。エリック が人ごみをかきわけて私の隣に並んだ。「いいかい、ちょっと悪い知らせがある」と彼は言った。

「きみに勝ち目はない。どうあがいても、一日じゅう外にいることになる。だからリラックスして、自分のペースで楽しむんだ。このことを忘れないでくれーーーがんばっているなと思ったら、がんばりすぎているということだ

 (エリック(アドベンチャースポーツコーチ) P371)

 

 物語のクライマックスのレースに臨む主人公クリストファーに、エリックがスタート前に伝えた一言。

 レース序盤や調子が良い日のトレーニングでは、つい強度が上がりがち。頑張りすぎたツケは必ず返ってきます。ノッているときこそぐっと抑えて、気持ちのいいペースで走るようにしたいですね。

 

 

最高にハイッ!てやつ

「スコットがそのとんでもない道を、いままで見てきたどんな 人間よりも力強く駆け上がってくるの」とジェンはのちに語った。「『ハッ‐ハッ‐ハッ』って、すっ飛んでくるわけ。わたしに気づくのかなって思うくらい、完全にはいりこんでいて。

そしたら顔を上げてわめきだすの、「『やあーっ、ブルヒタ、フゥーーーーーー!』

(スコット・ジュレク(アメリカの超大物トレイルランナー) P380)

(ブルヒタ=スペイン語で「ブルハ」は「魔女」を意味する。カバーヨはララムリ族にジェンのことを紹介する際に「ラ・ブルヒタ・ボニータ(かわいい魔女)という愛称をつけた」)

 

  ランニングハイというのにはいると、もうなんともたまらず気持ちがあがってきます。最高潮のときは、ちょうどこんな風に叫び出したくなるくらいハイになります。

 でも、これってランニングをはじめて一番最初に入ったときが最高で、それを上回るものは今のところありません。いつもと違う刺激がある、大きな大会なんかだともしかするとあるかも知れませんね。

今度の下関海響マラソン2015で叫んでるなで肩の男がいたら、それが僕です。

 

 

背に腹は変えられないけど、尿は水に変えられない

「……それで思ったのが、おしっこをしたくなったら、ボトルのなかにして、もうおしまいってとき、ほら、最後の最後ってときに備えることでさ。で、このボトルにおしっこをしてみると、これがまるでオレンジなんだよ。見た目はよくない。それに熱いし。ボトルにおしっこしてるのを見た人はこう思ってるよ、『おい、このグリンゴたちはほんとにタフだな』」

(ベアフット・テッド P386 )

グリンゴとは、スペイン語のスラングで、主に外国の白人男性のことを指す)

 

 「それに熱いし」じゃないよ。冷静になに言ってんの。この本のベストオブ迷言

うっかり全ての水をこぼしてしまったテッドがとった、最後の手段。その後、テッドがオレンジの液体をどうしたのかは、ぜひ読んで確かめてみてください。 

 

 

走ることは

 カバーヨのもとに生涯最高のオファーが届いた。人気アウトドアスポーツメーカーのノース・フェイスが、レースのスポンサーになると申し出たのだ。カバーヨ本人の、そしてレースの将来もこれで安泰になる。

カバーヨはじっくり検討した。一分間ほど。「いや、けっこうだ」と彼は決断した。

「私が人に望むのはひとつ、こっちに来て走り、パーティをし、踊って食べて、われわれと仲良くやることだけだ。

走ることは人にものを買わせるのが目的じゃない。走ることは自由でなきゃいけないのさ

(カバーヨ・ブランコ P407)

 

 謝辞(あとがき)の最後の一文。カバーヨ、決めてくれました。

 いろいろなエピソードがあり、競争があり、成長があり、それらは全て強制されたものではありません。僕らは人に助言をすることはできるけど、決めるのは本人。好きな走り方と、好きなペースで、好きな場所を走ればいいと思います。

その先になにを見つけるかも、その人の自由。

走ることは自由でなきゃ 

 

 

最後に

 今日は大好きな本について書いたので、すっかり真面目に長々と書いてしまいました。ですが、ここに書いたものはほんの一部で、まだまだ書き足りないくらいです

とても良い本ですので、皆さんもぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

 

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

 

 

 


ついに出ました。マジ記事

 

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