初心者にやさしいシューズは本当にやさしいのか
ちゃっす。もたいまさこです。
もくもくー!ばきばきー!ぎゃー!
はい。いつものね。はい。坊や、これでいいね。はい。
じゃあ、おっちゃん帰るから。はい。じゃあ20円ね。はい、また明日。お母さんには内緒ね。はい。はーい。
あのー、ここのところ真面目にランニング関係のことばっかり書いてしまったんで、しばらくそういうのやめようと思います。
その代わりに、子どもの頃に遊んだ、階段とかの段差からグヨングヨン落とすおもちゃの話ばっかりしようと思います。
あれなんて言うんですか。
僕が持ってたのは無色で、ただのステンレスかな。みたいな色だったんだけど。
なんか、虹色、みたいなやつもあって。
あのー、なんかの拍子に2、3段からまっちゃって、そしたらもうダメなの。
あれねぇ。懐かしいねぇ。
いや、ホント。ね。そうですね。
えーっと、じゃあ、ランニングの話します。
シューズなんですけど。
もう何年も走っていて、自分にあったシューズを見つけている方はいいんです。
ただ、「今からランニングを本格的にはじめたい!」っていう人は、どんなシューズを選べばいいか悩みますよね。
そんな方に自分が実際に「それ先に教えといてよー!」と感じた、ちょっとしたポイントをお伝えしたいと思います。
1.ジャストサイズはいけない
普段履きの靴に関しては、よく「足先に1cm程度余裕のあるものを」と言いますよね。
しかし僕は、ことランニングシューズに関しては、自分の足の形にピッタリ沿っていてあまり余裕があり過ぎない方がいいと思っていました。
しかし、やはりランニングシューズも1cm程度の余裕はあった方がよいです。
それから、足のサイズは左右で若干違うことも多いです。
僕の場合は右が少し大きく、靴下やシューズはいつも右側から穴が空いたりしまう。
小さいものは大きくできませんが、大きいものは多少であれば紐の締め方やインソールで調整できます。
大きな方の足に合わせて買いましょう。
「ちょっとぴったり過ぎる気がするけど、履いてるうちに馴染むかな?」という選び方は危険です。
足は体調によって、また走っている間に血液が下半身に多く循環するなどでむくむことがあります。必ず余裕を持って買いましょう。
2.足幅の狭い人はadidas、広い人はNewBalance、asicsがオススメ
この3社(ファイブフィンガーズ、ルナサンダル、ワラーチは例外なので除外)しか履いたことがないのですが、その3社を履いた感想です。
もともとadidasが好きなので、adizerojapan2やmana7など試してみるものの、いつも足の指がシューズの先の方でつまってしまい、痛くなってしまいました。
その後、上記のファイブフィンガーズなどを経由して、NewBalanceのRC1300を試したところ、足幅に関してはとてもしっくりきました。
店員さんの話によると、足幅が広くて悩む人はNewBalanceを選ぶ人が多いとのことでした。
ただ、オーバープロネーション(着地の際、足首が大きく内転する)予防のインソールになっているようで、土踏まずの辺りにわずかに違和感がありました。
はじめは気が付かなかったのですが、走るうちに足首が痛むようになって他のシューズと履き比べたところ、どうもそのオーバープロネーションのサポートが原因だったようです。
そして現在のasicsのソーティマジックLTに至ります。
どこも圧迫しない、どこも擦れない、最高の履き心地です。
そんなわけで、足広な僕にはasicsのシューズが合っているようです。
3.「補助輪」は早めに外すべき
店頭やネットで「初心者向け!」と書かれているものは、大抵踵のクッションが厚く、上記のプロネーションサポートがあったり、ふわっふわのヒールカップだったりで、足にやさしい作りになっています。
とりあえず友だちと一緒に走ってみるとか、走るってどんな感じなんだろうなっていうぐらいの人なら、そういったシューズでいいと思います。
しかし、「趣味としてランニングをはじめるぞ!」という気合の入った人は、思い切ってもう少しレベルの高いシューズをいきなり買ってしまうのも手だと思います。
初心者用のクッションの厚いシューズで走り慣れてしまうと、厚いクッションがある前提の、クッションに頼ったフォームで固まってしまいます。
そうなる前に、クッションの厚すぎないシューズに移行した方がよいと考えています。
もちろん、はじめは足が痛むことがあるかも知れません。
でも、それでいいんです。
自転車にはじめて乗った時。きっと補助輪をつけていたと思います。
そして補助輪を外して、とうとう本当に二輪で走ろうという時。
いくら補助輪付きで長く練習していたとしても、外した途端うまく乗れず、たくさん転んでケガをしたと思います。
でも、そうして「こうやったらコケたから、次はこうしよう」「次はもうひとこぎ多くこげるように頑張ろう」と、何度もチャレンジしたはずです。
クッションに頼らず走られるようになるのも、それと同じことだと思います。
補助輪をつけたままの練習で上達するのは、補助輪ありきの走り方です。
ランニング用のサポートタイツなんかも同じことが言えます。
「筋肉をサポートする」と言うと聞こえはいいですが、身体は使われることで成長します。
身体が疲労し、ときには痛み、「今の筋肉量じゃ足りない!」と身体が訴えるから成長するのです。
それを外的なものでサポートしてしまうと、筋肉は成長しません。サポートすることで、身体の成長を阻害してしまうのです。
故障しがちな人ならなおさら、そういった一時的な手段に逃げず、自分のフォームのどこが悪いかしっかり感じ、調べ、筋トレで必要な部分を鍛えることが大事だと思います。
そんなわけですっかり自己啓発的な雰囲気になってきた今日の記事ですが、僕のことは今日から教祖と呼んでいただきたい。
主な教えは、古いシューズと私財をなげうって、グヨングヨンのおもちゃを買うことです。