書くこと、描くこと
僕がキーボードで「あ」と打つと、あ、という文字が浮かび上がる。
「ねこ」と打てば、ねこというわけだし、それをネコにも猫にもできる。
「あね」とはじめて、2つ年上の姉のことを書くこともできるし、姉歯一級建築士のことについて「そんな時代もあったね」といつか笑える日がくるわ、ともできるわけだ。
いやぁ、すごい。すごいなぁ。
うつでお休みをする時間が増えたことで、いろんなどうでもいいことをよく考えるようになった。
もともとそういう空想じみたことが好きで、それを文字にすることも好んでいたけど、もう長いこと仕事に一生懸命になってしまって忘れてしまってたなぁ。
こんなどうでもいい物思いも独り言も、文字にしなければ、ふわっと生まれて僕の目の前のテーブルの上のコースターとテレビのリモコンの間あたりに雪のように落ちて、あっという間に溶けたり、時には(ごく稀に)人の記憶の底にそっと積もったり、その程度のものだけど。
こうして文字にして、インターネットの海へいってらっしゃいと流すことで、遠い誰かの元に届くことがあるってぇんだからてぇへんだ。べらんめぇ。
しかもそれが、ITのインフラだとか、はてなブログだとかが崩壊しなければ、半永久的に残って、時間的にも遠い誰かがふと見つけてくれることもあるだろうしさ。だっふんだ。
書くことだけじゃなくて、描くことも同様で。
例えば、このブログの記事用にアイキャッチ画像とやらを作ったのだけど、はてなブログちゃんがCanva使ってねと準備してくれてるもんだから、ありがたく使わせていただいてテキトーに30分くらいでピッピッピと作ってみた。
このテキトーな図形と虫眼鏡を組み合わせただけの画像だけど、ケッコー気に入っている。
この、書いたり描いたりを仕事にできればいいなぁと思う反面、それを生業とするのは余程の経験や知識や熱量がないと難しいだろうなとも思う。
いやぁ、それにしても文字を浮かび上がらせることは楽しい。ついつい長くなってしまう。
こんなところで今日はお終いにして、大海原へ旅立ってらっしゃいと送り出そうと思います。
そして僕も、ネットの海にぷかぷかしている言葉たちを探しに、小舟(iPhone10S)に乗って、時にゆで卵をもぐもぐしながら、時にトイレに座りながら旅立とうと思います。
そうです。酸化マグネシウム錠を飲むようになって、それなりに便通が良いのです。